靴選び、大きめはだめです
- seisyow7595
- 2017年3月29日
- 読了時間: 3分
こちらの記事も佐々木先生の取材記事です。いいこといっぱい書いてありますよ!
基本の事なんですが、まだまだ、皆様に解っていただくために!!!フットケアトレーナーとして思うところは、実は意識するべきところは"足"なんです。私たちの体を支える"足"、特に「足指」がしっかり使えないと、踵(かかと)の痛みなどの足の痛み、膝痛・股関節の痛み・腰痛・肩こりなどの体のトラブルが起こりやすくなります。また、「合っていない靴を履いていること」や「運動不足による筋力低下」も原因です。足に合った靴選びと適度な運動が必要なのです
足の指が変形する危険性
もうすぐ新学年。靴を新しいものに買いかえる時期でもありますね。足がどんどん成長する子どもたちには、靴選びはとても大切です。サイズの合わない靴をはいたり、靴のはき方をまちがえたりすると、足の指が変形し、もとにもどらなくなる危険もあります。姿勢や視力にまで影響することもあります。(浴野朝香)

「ぬいだり、はいたりしやすいように、子どもの靴は大きめを買いがち。でも、大きめの靴は絶対にはいてはいけません」と話すのは、子どもの靴選びにくわしいNPOオーソティックスソサエティーの理事、佐々木克則さんです。 大きめの靴をはいていると、どんなことがおきるのでしょうか。 大きめの靴で走ったり、歩いたりすると、靴の中で足が動くので、靴の前の部分に指がぶつかります。 この状態が続くと、指の形が横から見ると「への字」に変形し、指が地面に着かなくなります。指が浮いていると、体重がかかとの方にかかるため、体全体のバランスも悪くなります。 小指が内側に曲がるトラブルも起きやすくなります。小指が内側に曲がると、外側にふんばることができなくなります。 佐々木さんたちが2001年に、東京都内の小学5、6年生の男女94人の足を調べたところ、小指が変形している子どもは7割にのぼりました。大きめの靴を選びがちな状況は変わらないことから、「今も同じくらいの割合だと考えられます」と佐々木さん。 足が変形すると、体は別の部分でバランスをとろうとするため、ひざや腰、肩に無意識に力が入ります。体のいろいろな部分に、無理な力をかけることで、姿勢が悪くなります。すると目と机の距離が近くなり、視力にも影響します。 足が成長する子どもの時期に、まちがった靴選びをしていると、一生足にトラブルをかかえたままになるかもしれません。

(上)靴から中敷きを出し、かかとを合わせてサイズを測ります。つま先に1センチくらいのよゆうをもたせます(下)ぬぐときには面ファスナーをこのくらいしっかりと外しましょう
つま先、1センチよゆうを
佐々木さんによると、靴のサイズを決めるときは、まず中敷きを取り出して足をのせます。かかとを合わせ、つま先のよゆうを見ます。子どもの場合、つま先から1センチくらいがちょうどよいサイズです。 また、かかとの部分がかたく、底が平らで安定しているものを選びます。かかとの部分がやわらかいと、かかとをついたときに足がグラグラして不安定になります。 ぬいだりはいたりするときにもポイントがあります。靴をぬぐときは面ファスナーはすべて外し、ひもはほどきます。こうしておくと、はくときにはきやすく、面ファスナーやひもをしっかり閉め直すことができます。 はいたら、かかとをトントンと地面に打ち付けてから、面ファスナーやひもを強めにしっかり閉めると、足が安定します。靴の中で足の指が動きやすくなり、歩きやすくなるそうです。 靴をはくとき、つま先をトントンと地面に打ち付けるのは、指が変形するのでやめましょう。 インターネットでも靴を買えますが、佐々木さんは「同じサイズでもメーカーや種類で大きさや形はちがうので、はいてみることが大切。インターネットで買うことはおすすめしません」。 洗うときは中敷きを取ることを忘れず、直射日光に当たらないように干しましょう。
